谷慶の仕事
洗い・修復
伝統技術を次世代へ繋ぐ
屏風に仕立てられた古い書画や「涅槃図(ねはんず)」など大きくて古い掛軸を所有されている神社や寺院、また御神号(ごしんごう)や禅語などの古い掛軸を長年床の間に祭られているご家庭では、その掛軸がお灯明(おとうみょう)や線香の煙で発生した煤(すす)などで汚れたり、黄ばんだりしていることがよくあります。その汚れや黄ばみを、当店では「洗い」の技術を用いて、できるだけ作品本体(和紙あるいは絵絹(えぎぬ))を傷めることがないように気を付けながら取り除くことができます。(水洗い・薬品洗浄)洗いを施した本紙を用いてもう一度軸装あるいは額装をすれば、見違えるようにきれいになります。
古い書画の洗いや修復など、京都市内でも限られた一部の表具師にのみ伝えられる伝統技術が当店でも代々習い継がれ、地域の文化の保存継承のお役に立てると自負しております。
日本が誇る伝統と文化の一翼を微力ながら担っている者としては、この文化を何とか守り続けて次の世代に引き継いでいくことが大きな目標です。
軸装・額装
表装を自家製造
大型作品の表装も可能
谷慶表具店では表装を自社製造いたしておりますので、お客様のご要望を直接聞き、その要望を形にすることができるのが強みだと自負しております。
当店では表装専用の大型プレス機(高さ1.8m×幅2.7m×奥行1m)を所有しておりますので、他店では難しい公募展出品用の大型作品(2尺×8尺やF120など)の裏打ちから表装なども可能です。
また、当店では、書道を学び修める人たちのために、公募展用の大型額縁をはじめとした額縁等を貸出すサービスも提供しておりますので、展覧会へ出品したいと思われた方には、当店に作品を持ち込んで頂くだけで、裏打ちから表装(軸装や額装)、出品・返却時の搬送まで責任をもってお引き受けいたしております。
ぜひ、お気軽にお問合せください。
表装の工程
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① 裏打
依頼主から預かった書画の作品のしわを伸ばし、裏面に和紙を貼って補強する。
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② 額装
作品を展示、鑑賞、または保存のため、裏打した作品を依頼主持参の額に入れたり、またはその作品がより良く見えるように新しく額を仕立てたりする。
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③ 軸装
あるいは、着物を着つけるように作品に金襴や緞子などの裂地を丁寧に重ね合わせて作品を装飾し、掛けたり巻き上げたりできる掛軸に仕立てる。
その他
壁紙・クッションフロア・カーペット・カーテンの施工等
内装工事も承ります
当店では表装以外にも、アパートや戸建て住宅などの天井や壁のクロスやクッションフロア、カーペットの施工、貼り替え、カーテンの施工など、内装工事全般も承っております。
一般のお客様だけでなく、アパートや賃貸住宅を管理する不動産業者様、従業員寮や社宅を所有する病院や企業様からもご愛顧いただいております。
内装工事の依頼もお気軽にご相談ください。